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2022.04.04
岡山大学と千葉大学の学生がASEANの若者に向けて日本の魅力を発信
2022年3月29日(火)に、岡山大学と千葉大学の学生が、JENESYS オンライン交流プログラム ~日本の魅力発信~に参加し、英語で日本の魅力を発信し、ASEANの学生たちと交流を楽しみました。
プログラムには、岡山大学5名と千葉大学6名の計11名の学生が参加しました。また、カンボジア、タイ、ベトナム、ミャンマー、ラオスのASEAN5か国から大学生など約80名の参加がありました。
最初に主催者を代表して、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)の塩野谷国際交流部長からご挨拶があり、次いで、①日本の成り立ち、②日本の伝統的なお祭り、③日本の礼儀作法、④日本のスイーツ「和菓子」、の4つのテーマについてリレー形式で学生たちが分担をして英語でプレゼンテーションを行いました。
その後、学生たちはASEANの国ごとに分かれて、各国決められたテーマごとに英語でのプレゼンテーションと質疑応答や懇談をしたり、事前に用意をしたゲームやクイズをしたりしながら、時間の許す限り交流を楽しみました。ASEANの参加者の中には日本語を学んでいるなど日本に関心の高い者も多く、多くの質問に両大学の学生がわかりやすく答えていました。ASEANの学生たちは、今日の交流を通じてより日本への憧れの気持ちを高めていました。
●国別の発表テーマ
○ベトナム :SDGs、未来の教員交流
○ミャンマー :伝統芸能
○ラオス :農業・食品加工
○カンボジア :ファッション、伝統衣装、ダンス
○タイ :文化交流
本プログラムは、1回限りのイベントではなく、約1か月の期間をかけた充実した事前学習、終了後のSNS等を通じた情報発信と参加学生間のネットワーク維持も特長で、オンラインを通じた国際交流活動の新たなモデルケースとしても注目されます。
プログラムに先立つ事前オリエンテーションでは、千葉大学国際未来教育基幹の織田教授が、日本の魅力発信について、クールジャパン戦略など関係省庁の関連する取組を交えながら講義を行ったほか、JICEからASEAN5か国の事情がわかる動画をオンデマンドで視聴させて、現地に寄り添いながらプレゼンテーションができるよう配慮しました。
3月18日には、国際協力機構(JICA)人事部の田中理氏より、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)での勤務経験を基に、国際機関で働く職員の一日の業務、国際機関で働くことの意義等を紹介していただき、将来国際社会で活躍をするために今日からできることを教授していただきました。
終了後には、参加学生がそれぞれ積極的に情報発信してもらうことを促し、参加できなかった人にも、日本の魅力が伝わるよう工夫がされています。同時に、今後も関連プログラムの案内を発出して参加を促すことで、交流の輪を維持・発展させて、日本ファンを増やしていく配慮もなされています。
国立六大学では、日本留学海外拠点連携推進事業と連携しながら、こうした学生同士の交流活動を通じて日本や日本の大学の魅力を積極的に発信し、日本ファンを増やすことやASEANの若者に日本留学の機運を高める取組を推進していきます。
★対日理解促進交流プログラムとは
「対日理解促進交流プログラム」は、日本政府が推進する国際交流事業で、日本とアジア大洋州、北米、欧州、中南米の各国・地域との間で、対外発信力を有し将来を担う人材を招へい・派遣、又はオンライン交流を行います。このうちアジア大洋州地域を対象とした交流事業が JENESYS です。人的交流を通じて、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策等に関する対日理解の促進を図るとともに、親日派・知日派を発掘し、日本の外交姿勢や魅力等について被招へい者・被派遣者自ら積極的に発信してもらうことで対外発信を強化し、日本の外交基盤を拡充することを目的としています。
日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業(東南アジア)とは
インドネシア、マレーシアをはじめASEAN諸国からの留学生数を2028年には2.7倍増(103,861人)にすることを目標に,岡山大学が,日本政府の資金援助を受けてこのプロジェクトを運営しています。