インドネシア・ジャカルタに日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業ジャカルタ事務所を開設
本学は9月24日、日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業ジャカルタ事務所をインドネシアのダルマ・プルサダ大学(UNSADA)内に開設し、開所式を行いました。 開所式には、在インドネシア日本国大使館の永井克郎次席公使、インドネシア教育大学のナンディ国際部長、UNSADAのアグス・サリム・ダスキ学長など、インドネシアの政府・教育機関16機関から関係者約60人が集まり、開所を祝いました。本学からは、鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)、生口俊浩学術研究院保健学域教授らが出席。また、本事業の連携機関である国立六大学より、千葉大学の小澤弘明理事(教育・国際)、立石公史学務部国際統括役、塚田かおり学務部国際企画課専門員、新潟大学の廣川智教育基盤機構准教授、金沢大学の安部聡一郎学長補佐(入試・学生募集・高大院接続・大学院改革担当)、熊本大学の角田賢次国際部長も出席しました。 在インドネシア日本国大使館の永井次席公使は、来賓祝辞で、同事務所の取り組みが日本とインドネシアの架け橋となる人材の育成につながっていくことへの大きな期待を語りました。また、UNSADAのアグス学長は、インドネシアにおいて教育は重要分野であることに触れ、「関係者一同が会した本日の開所式がインドネシアと日本のより一層の関係強化のためのマイルストーンとなることを願っている。また、我々が力を合わせて大きな成果を出すことで、教育分野に限らず、さまざまな側面で両国の友好関係に良い影響を与えることができると思う」と、歓迎の意を述べました。 式後には、ジャカルタ事務所の開所を記念して、日本への留学事情勉強会及び国立六大学と合同で日本留学セミナーを実施しました。セミナーでは、式典に出席した各大学の教職員が登壇し、それぞれの大学を紹介するとともに、日本留学の魅力についても力強くアピールしました。本学からは、生口教授が大学概要や留学中の岡山での生活に関する情報を説明したほか、矢島香織留学コーディネーターが本事業の説明や日本文化について紹介しました 。同セミナーにはUNSADA近郊の日本留学を希望する高校生、大学生ら合わせて約400人が参加し、日本や日本の大学に対する理解を深めることのできる絶好の機会となりました。 今後、ジャカルタ事務所では、大学をはじめとする教育機関、帰国同窓会組織などと協力し、インドネシアの日本留学希望者に対する支援を本格的に行っていきます。 ●日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業(東南アジア) 本学は、令和6年度より文部科学省「日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業(東南アジア)」を受託し、5年間で、ASEANからの留学生数を2.7倍(103,861人)にすることを目標に事業を進めています。 これまで、本学は平成26年度に文部科学省受託事業「留学コーディネーター配置事業(ミャンマー)」に採択され、5年間でミャンマーからの留学生数を倍増することを目標として事業を実施した結果、4年間で3倍に増やすことができました。平成30年度より事業の名称が「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)」に変わり、対象地域もASEAN10カ国へと拡大し、平成31年度より5年間、同事業を再受託しました。 現在は、ミャンマーのヤンゴンとマンダレー、タイのバンコク、カンボジアのプノンペン、ラオスのビエンチャンに事務所を構えています。今年度事業より、これら5拠点に加え、インドネシアとマレーシアを最重点国として拠点を設置し、優秀なASEAN留学生の更なる獲得に向けて、事業活動に取り組んでいます。 【本件問い合わせ先】 国際部国際企画課 TEL: 086-251-8937